by ジム・リトル

カタログ業界は森林を破壊しています。毎年、北米のカタログ通信販売ビジネスは推定170億冊のカタログを生産し(これはアメリカ国内の男性、女性、子供を含めた人口1人あたり59冊に相当します)、紙原料のほとんどは、カナダの寒帯林地帯やアメリカ南東部の森林から新しく伐採された バージンパルプ100%が使用されています。
アメリカ全域で活動する環境団体<Environmental Defense(環境防衛基金)>は、衣料、家具、そしてパタゴニアのようなアウトドア製品の販売会社が、消費者から回収された古紙をわずか10%でも含む紙を使えば、毎年約100万トンの樹木を救うことができると言います。このわずかな、しかも簡単にできる行動が、存続が危ぶまれる森林と、そこに住む動物たちの生息地を守り、毎年、推定4万8,000世帯への供給量に相当するエネルギーを節約でき、さらに2万1,000軒分の廃水、8万8,000軒分の固形廃棄物、そして車が11億3,000万キロメートル走行する分に相当する温室効果ガスを削減することができるのです。そして、大気汚染や工場廃水も大きく減少させることができるのです。
消費者から回収された古紙を10%含む再生紙は簡単に入手できるばかりでなく、価格も十分安価で、印刷にも問題はなく、顧客から品質に関しての苦情も寄せられていません。ではなぜ業界各社はこの紙を使わないのでしょうか? なぜなら、ほとんどの顧客がそれを要求しないからです。