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北極圏国立野生生物保護区
写真: Jenning Steger

北極圏国立野生生物保護区

「北極圏保護区の沿岸平原は保護区全域の生態系の心臓であり、野生生物のオアシスであるという事実です。ナチュラリストのピーター・マシーセンのことばを借りるなら、「クマ、タイリクオオカミ、クズリ、ジャコウウシ、ムース、そして夏にはポーキュパイン川周辺で12万頭という大群を形成するカリブーなど、大氷河期を生き延びた動物群の「地球上最後の聖域」であり、さらにあらゆる国と大陸を移動する渡り鳥を含む、何百万羽もの鳥が飛び交う場所でもあるのです。北極圏保護区で石油を掘削したところで、アメリカのエネルギー危機は解決されません。それどころか掘削は、化石燃料への依存を続行させるだけなのです。」

--トム・ユードル、ニューメキシコ州選出下院議員、Patagonia Fall 2007カタログ『北極圏保護区を守る』より

パタゴニアの2007年秋の環境保護キャンペーンとして、北極圏国立野生生物保護区を守ることに焦点を当てました。私たちのゴールは同保護区の沿岸平野150万エーカーを原生地域として指定し、永遠に守ることにあります。パタゴニアは長年にわたり北極圏国立野生生物保護区を守る取り組みを続けてきました。直営店でのディスプレイをはじめ、Eメールやウェブサイトを通してこの重要な保護区について、また保護区を野生のままに維持する必要性をお客様にお伝えしてきました。

アラスカ州北東部の片隅に位置する北極圏国立野生生物保護区は、険しい山脈や深い森林、自然のままの河川や広大なツンドラから成る比類ない原生地域です。またこの保護区はホッキョクグマやグリズリーベア、オオカミなどの生息地であり、125種もの渡り鳥の重要な飛来地、そしてポーキュパイン・カリブー群の繁殖地でもあります。この稀少な土地でキャンプやハイキング、ラフティングやフィッシングに興じたり、あるいは単にその純粋なリズムに身をまかせることによって、真の野生にこれほど浸ることのできる場所はアメリカ全土を探しても他に類がないことは明らかです。

このように多様な価値を秘めているにもかかわらず、保護区は数十年にわたって資源開発の対象となってきました。ここで石油掘削をおこなったとしてもその生産量はアメリカ合衆国の1年分の消費量よりも少なく、その代償としてかけがえのない国の宝を永久的に傷つけてしまうという予測に反して、アラスカ州内の北極圏国立野生生物保護区における150万エーカーの沿岸平原が、いまだに石油業者の掘削予定地の希望リストに含まれています。保護区をめぐる論争は激しく繰り広げられていますが、開発に反対して行動を起こしてきた何百万もの人々のおかげで、北極圏保護区はアメリカに残された最後の原生地域のひとつとして、いまはその姿をとどめることができています。

最近のアメリカ連邦議会では、この特別な場所を永遠に守るための法案を通過させることについて、この10年以上の間ではじめて明確に述べられます。両院に提出されている法案は、北極圏国立野生生物保護区の沿岸平原を原生地域として指定し、最終的に同地を石油の掘削から永久的に守ることが可能にするものです。

沿岸平原を原生地域として指定させるための超党派法案(HR 39)と上院法案(S.2316)を支持することを地元の議員に呼びかけましょう。この法案が通過すれば、保護区の未来に関する長い苦闘が終わり、この美しい希少な場所を永遠に守ることができるのです。

今、行動を起こそう!

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